憧れの夏、リヴィエラはいずこ
このブログを作って1年経ったらしい。
私はこの1年何をしていたかなあと考える。
何かに腰を据えて取り組むことができたかなあ?と考える。
今年の夏は暑かった。
暑くて暑くて「暑い、しんどい」以外の感情がなかった気がする。
かと思えば私の住むところなど、いきなり涼しくなってしまって、半袖で夜の自転車乗りは向かい風に少し寒くなってしまうほどだ。
もっとちょうどよく季節が巡ってくれればいいのに、などと考えても無駄ですね。
この1年、時間は少しばかりあったと思う。なにしろZINEを勢いで作ってしまえたくらいだし。なのに、ふと1年を振り返ると「もっとこうできたのかも」や「よく怠けたなあ」などの独り言しか出てこない。
逆に2022年よりも進展した事について考えてみたい。
今年はコロナ前ほどとはいかなくても、映画館にちょこちょこ行くようになったと思う。
昨年は新旧問わず動画配信サービスも入れると43本、新しく映画を見た。
そして今年2023年は8月終わりにして33本なので、昨年の数字は超えられるのではないかと思う。
数にこだわるわけではないけれど、なんとなく年間100本という数字にはキリがよくていいなあ、とちょっと思っていたりする。
最近は、アニメーション関係の映画から受けた衝撃の密度が濃かった。
この間初めてU-NEXTで見た『ムーミン 南の島で楽しくバカンス』など、「絶対に絶対にアートブック欲しい!」と目がギンギンに!
しかもなかなかな風刺が効いていて、ブルジョワアーティストおじさんのくだりなど、爆笑しながらも「これ本当に子ども理解できる?対象年齢とかあるのか?」などと気になった。
うろおぼえだが、ブルジョワがムーミンパパに向かって「金持ちじゃない?本当のアート、ボヘミアンだ!」みたいに感激するところなど、大人風味すぎて。
調べてみると、原作的がコミックシリーズのようで、トーベヤンソンと弟の共作のようだった。
コミックシリーズと小説シリーズの違いなども気になるが、海外書籍における対象年齢の扱いなどはいつか調べてみてもいいかもしれない。
あとは色彩と線の引き算にただただうっとり。
写真を全部撮って、配色をスクラップしたいくらい!
もしアートブックが手に入りづらそうだったら、試みてもいいかもしれない。
そんな風にムーミンに感動した最近だった。
映画では、ムーミン一家がバカンスに南・リヴィエラへと繰り出していった。
スノークのお嬢さん、フローレンは「暑い砂浜、夕焼け、カクテル!」みたいな(すみませんこれもうろ覚え)感じで夏の浮かれたムードにうっとりしていた。
私もこれを書きながら、季節にまた置いて行かれてしまったようで、スノークのお嬢さんのように何かここにないものを求める心がうずうずと。
今年の残り、もう少し頻繁に文章を書くようにしてみたいな。